メモ

日々思ったことを書いています。

片想い

中学生の頃から好きな人がいた。

その人にはその頃から彼女がいた。

なんであんな、女々しい感じの人が好きなんだろう。

どこがいいんだろう。でも、どうしても気になる。

と思ってた。

彼女と別れたら、告白してみようかな。


とか、考えてたけど、その人はその彼女とずっと別れなかった。

その間高校生になったりして

他に目も行くようになったけど、

やっぱりその人がよかった。

でも一向に別れる気配もないし、

あの人が手に入らないなら、誰でもいいや。

と思うようになってた。

よって来てくれる人となんとなく付き合って、

別れて。

20代前半で、両思いで付き合った人と結婚した。


私が結婚してしばらくしてから、

そのずっと好きだった人がその彼女と別れた事を聞いた。

今のものすごく惹かれた人に会って、抵抗できないくらいになったけど、

あれ?じゃあ、あんなに長く好きだった人はなんだったの?っておもった。

期間的にはそっちのが長いし、、

私はきっと昔好きだった人のが今ものすごく惹かれてる人より好きだったんじゃないかな?って。


でもある時ふと気づいた。

長く好きだった人と、

今すごく惹かれてる人の声と話し方がすごく似てることに。



それで気づいた。
昔好きだった人の声に今惹かれてる人の声が似てるから、今の人を好きになったんじゃなくて、

今惹かれてる人の声を私はずっと探してて、
昔好きだった人の声が今の人と似てるから、
勘違いしたんだ。

本物は、今の人なんだ。って。

そして、今惹かれてる人も同じ体験をしてることを何故か私は周りの人からの何気ない会話からわかってしまった。

でも、私と真逆の反応をしてたことも。

私はその人が手に入らないなら、誰でも良かった。

でも、その惹かれてる人は、
その人の好きな人が手に入らないなら、
誰もいらない。と思ってた。

その女の子の、見た目がやっぱり私に少し似てて、
きっと同じ結論に至ったと思う。

同じ体験をして、同じ感情になったのに、
アウトプットは真逆なんだな。

自分に自信があるわけじゃない。
だけど、なんとなくわかってしまう。

本物に会うと、理屈じゃなくて

本能?で、ああ、すべての恋愛の経験がこの人に続いてた道だったんだ。

って気づいてしまう。