中絶に対する拒絶反応も昔からひどかった。
テレビを見ながら泣きながらキレてたときもあった。
でもあるとき、
そういう状態の私を見て、
ある人が自分は中絶したことがあるってカミングアウトしてきた。
その人はそれを言ってきたとき、
なんかヘラヘラしてるように見えた。
でもその時私は気づいた。
この人は中絶したことに、ものすごく傷ついてるし、罪悪感を持ってる。
あまりにも苦しい体験だったから、
それを話すときに防衛本能?わざと感情を感じないないように、少し笑うんだ。
ってことに。
その人を見て私は、
ゆるそう。
と思った。
私は中絶をする人を
自分勝手に何も感じないで命を捨てる人って
勝手に決めてた。
いろんな事情がある人もいるし、
若くて無知だった人もいる。
怒ることや批判をすることの危うさをこの時思い知った。
そこで私がその人を責めたら、
感情の殺人っていえるくらい、
きついものになってたかもしれない。